---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2005年度第1回日本ベントス学会運営委員会議事録
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日 時 2005年6月4日(土)14:00−17:00
場 所 東京海洋大学2号館2F会議室
出席者 向井 宏、岩崎敬二、和田恵次、青木優和、仲岡雅裕、堤 裕昭、
大越和加、朝倉 彰、鈴木孝男(事務幹事)、嶋永元裕(前会計幹事)
報告事項
1. 選挙開票結果報告
選挙管理委員の朝倉氏から、昨年度に行なわれた選挙開票結果について報告があった。2005〜2006年度の会長および
運営委員は以下の通りである。
会長:向井 宏
運営委員:岩崎敬二、和田恵次、青木優和、仲岡雅裕、堤 裕昭、玉置昭夫、
小島茂明、大越健嗣
2. 会長、運営委員会委員の交代
2005年度運営委員会の構成員について、向井会長から紹介があった。
3. 事務局の交代
2005〜2006年度の事務局は東北大学に置くことになり、事務幹事は鈴木孝男氏、会計幹事は金谷 弦氏が担当することに
なった旨、向井会長から報告があった。
4. 庶務報告
事務局から、現在の会員数が報告された。現在、正会員557名、賛助会員3団体、団体会員17団体、名誉会員1名。正会員数
の減少は、会費値上げを機会に退会したものが27名程あったためである。また、団体会員のうち13団体が定期購読扱いに変更
になった。
5. 会計報告
前会計幹事の嶋永氏から、2004年度の会計決算報告がなされた。会費値上げに伴う収入増で財政健全化が図られる見通しで
あることから、収支バランスを勘案しながら、当面事務局の会計管理や名簿作成等におけるアルバイト代金を優先的に支出できる
ようにすること、また、運営委員会出席のための事務局の旅費支給を優先するとともに、他の委員についても可能ならば旅費の
半額程度を支給するようにしていくこと等が話し合われた。
6. 監査報告
会計監事の鈴木氏から、2004年度の会計監査結果について報告があり、適正に執行されていた旨の発言があった。
7. Benthos Research 編集委員会報告
英文誌編集長の堤氏から、Benthos Research Vol. 60の編集状況について報告があった。
8. 和文誌編集委員会報告
和文誌編集長の大越和加氏から、日本ベントス学会誌60巻の編集状況について報告があった。学会奨励賞受賞者の総説に
関しても、査読を行なうべきだとの意見があった。
9. 自然環境保全委員会報告
自然環境保全委員会旧委員長の岩崎氏から、以下の報告があった。
1) 農林水産大臣へ水産物輸入に伴う外来種問題に関する要望書を提出
2) 国土交通大臣へ船舶をベクターとした外来種問題に関する要望書を提出
3) 環境大臣へ船舶をベクターとした外来種問題に関する要望書を提出
4) 西表島リゾートホテル問題について
5) 和歌山県和歌浦護岸工事問題について
6) 2005年度の活動計画について: (i) 公的RDBに海洋ベントスを増やすための活動 (ii) 外来海洋ベントスを含めた水産物防疫制度の確立を農林水産省食料安全局に要望
10. 学術会議報告
向井会長から、日本学術会議、生態・環境研連の報告があった。日本学術会議は今年の秋から大幅な改革を行なうこと、
改革の柱は学協会からの推薦で会員および研連委員を決めるのを止め、現在の会員が次の会員を選ぶ方式になり、70歳定年制
にしたこと、所属を内閣府の下にしたこと、7部制を止めて3部制とすること、会員の任期を6年とし3年ごとに半数を入れ
替える方式とすること、など(詳細は、ベントスMLを参照して下さい)。
11. 今年度大会準備状況報告
2005年日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会事務局の向井氏から、大会の準備状況について報告があった。
12. 東京湾研究委員会(旧東京湾海洋環境シンポジウム実行委員会)報告
担当委員の風呂田氏が欠席だったため、文書での報告がなされた。
13. その他
1) 学会誌の販売価格に関して、意見交換を行ない、Benthos Research Vol. 60と日本ベントス学会誌60巻については、1冊4,000円にすることを決定した。これは、2005年度から定期購読代金が
10,000円になったための措置である。
2) 学会誌の別刷代金について、2005年度受付分から、1ページにつき5円を学会の収入にすることになったため、そのことを
国際文献印刷社の竹内さんと合議した結果、以前の計算式では煩雑になってしまうことから、新たに表形式に値段表を作成し、
著者請求分、国際文献印刷社取り分、学会取り分を明確にすることにした。このうち、著者請求に関わる別刷代金表を和文誌の
お知らせ欄に掲載し、学会会員に周知することにした。
審議事項
1. 会計監事の選任について
2005〜2006年度の会計監査担当監事について意見交換をした結果、東北大学総合学術博物館の佐藤慎一氏にお願いしてみる
ことになった。会長が連絡し、了解が得られれば、運営委員会で承認を得たものとする。
2. 自然環境保全委員会委員の任命について
1) 2005年度の自然環境保全委員会委員については、岩崎氏が2期目となり、木村氏、松政氏は残期が1年、また、新たに
水産総合研究センター西海区水産研究所の西濱士郎氏を加えることが承認された。承認を受けて、この4人のなかから、
委員長を決定する予定。
2) 和歌山県和歌浦護岸工事問題の検討委員、和田氏と古賀氏、ならびに西表島リゾートホテル問題の検討委員、逸見氏と奥田氏は、
さらに1年間、検討委員を継続することが承認された。
3)「特定外来生物対策法」に関するパブリックコメントを、2005年3月2日に自然環境保全委員会名で環境省に提出したことに
ついて、事後承認することにした。
4)香原知志記念基金の規約ならびに予算案が提出され、承認された。本基金は、自然環境保全委員会が運用を行なうことになって
いる(2004年度総会承認事項)。
3. 英文誌のプランクトン学会との合同について
英文誌編集委員長の堤氏から、BenthosResearchを日本プランクトン学会との合同出版とすることについて、投稿規定(案)
の紹介を含めて現状の説明があり、種々議論の結果、2006年度発行分から合同誌にするべく進めていくことになった。また、
これに伴う措置として、英文誌編集委員を2名追加したいとの発言があり、承認された。今後、「日本ベントス学会刊行規定」の
改正が必要になるなど、細部をつめていくことの必要性が確認された。
4. 日本ベントス学会奨励賞候補者の選定
2005年度の同賞選考委員として、岩崎氏、青木氏、仲岡氏がワーキンググループを形成して選考に当たるよう、会長がお願い
したことが報告されたことを受けて、選考委員長の岩崎氏から選考方法と選考経過について説明があった。その後2名の候補者が
紹介され、種々議論した結果、選考委員会案が承認された。奨励賞授賞者は、佐藤慎一氏(東北大学総合学術博物館)と田中克彦氏
(宮城県志津川町自然環境活用センター)。なお、今年度は、自薦他薦ともに応募者がなかったことから、和文誌の冒頭に募集
案内を掲載するなどして、周知を図ることにした。
5. 来年度大会開催地
過去の開催地等を勘案して2005年度の大会開催候補地について意見交換を行ない、東海大学もしくは島根大学に会長がお願い
してみることになった。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2005年度第2回日本ベントス学会運営委員会議事録
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日 時 2005年9月23日(金)16:00−18:00
場 所 厚岸町役場2F大会議室左
出席者 向井 宏、岩崎敬二、青木優和、仲岡雅裕、堤 裕昭、
朝倉 彰(和文誌編集長代理)、鈴木孝男(事務幹事)、
金谷 弦(会計担当)
報告事項
1. 庶務報告
事務幹事の鈴木氏から庶務報告がなされ、あわせて会員数が報告された。現在の会員数は、正会員530名(一般410名、学生120名:未確認の人も多く暫定数)、名誉会員1名、賛助会員3団体、団体会員14団体で、合計531名+17団体。また、定期購読者が20件、会誌の寄贈先が10件である。本年4月から9月9日までの入会者は22名、退会者9名、3年間会費滞納のため除名候補となった者9名、2年間会費滞納のため会誌の発送が停止となっている者16名であることも紹介された。会費滞納者には会費未払い状況を通知した上で、名簿から削除するなど相応の処置をすることとした。
2. 会計報告
会計担当の金谷氏から、2004年度の決算について、若干の数値訂正のあったこと、ならびに2005年度の中間報告(8月31日現在)がなされた。現在の正会員会費納入率は44%である。2004年度の借入金の返済は済み、加えて和文誌60巻、英文誌Vol. 60, No. 1の出版費はまもなく支払う予定であることが報告された。
3. 英文誌編集委員会報告
英文誌編集長の堤氏から、Benthos Research Vol. 60, No.2の編集状況について報告がなされた(12月発行予定)。また、日本プランクトン学会との英文誌合同出版に向けて、投稿数を増やすようにして欲しい旨の発言があった。
4. 和文誌編集委員会報告
和文誌編集長代理の朝倉氏から、日本ベントス学会誌61巻の編集状況について報告がなされた。財政的に許される状況であれば、特集の掲載を復活させたい旨の発言があったが、2006年の予算規模で、ある程度対応できる可能性のあることが話し合われた。また、現在の編集委員会の役目は61巻を出版した時点でほぼ終了することから、早めに次期の編集体制を整えておく必要のあることが話し合われた。
5. 自然環境保全委員会報告
自然環境保全委員会委員長の岩崎氏から、以下の報告があった。
1) 特定外来生物被害防止法について
2) 西表島トウドウマリ浜(月ケ浜)のリゾートホテル問題
3) 沖縄市泡瀬干潟の埋め立て問題について
4) 山口県上関町長島の中国電力上関原発建設問題
6. 学術会議報告
向井会長から、日本学術会議に関する報告がなされた。
日本学術会議は、新しく成立した法律に基づき、10月1日付で210人の新会員を選出して発足した。それに伴い、今までの研究連絡委員会を廃止し、それに替わる会員と学協会との橋渡しをする連携会員を選ぶことになっている。会員や連携会員を選ぶのは、現在の会員で、これまでの学会からの推薦によって選ぶという制度はなくなった。これまで日本ベントス学会として、生態・環境学研究連絡委員会に委員を一人送っていたが、それはなくなってしまう。今後は、日本ベントス学会会員から、日本学術会議会員や連携会員が選ばれるかどうかは、すべて現学術会議会員の選考にかかっており、学会の意向を直接反映させる仕組みはなくなる。また、連携会員が学協会と学術会議との連絡や意見の反映を行うにあたっては、学術会議が会員数2000人以上の学協会に限るという案も浮上してきており、そうなれば、学会は合併するか連合体を作って対応するしか方法はなくなりそうだ。まだ、この問題は未定の部分が多いのだが、科研費その他の審査体制などに学会の意見を反映するためには、今後注視していく必要がある。
審議事項
1.2005年度残期予算案
会計担当の金谷氏から、2005年度残期予算案について説明があり、会費値上げに伴う収入増のため、借入金の必要はなく、75万円ほどの黒字決算になる見通しであることが報告され、承認された。
2.2006年度予算案
会計担当の金谷氏から、2006年度の予算案について説明があり、支出の項目に旅費を組み入れることなど、若干の修正をほどこした上で承認され、総会に諮ることになった。
3.科学技術振興機構JSTが進めている電子アーカイビング事業について
このことについて事務局から説明があり、種々議論の結果、学会誌のバックナンバーが電子化されて公開された場合、会員以外には有償とすることにした。
4.科学技術振興機構のJ-STAGEの利用について
J-STAGEの利用は積極的に進めることになったが、その際に必要となる、公開データの作成およびシステムへの登載については国際文献印刷社にお願いする方向で見積りを取ることにした。また、掲載情報の確認は和文誌、英文誌のそれぞれの編集委員会が行なうこととした。
5.名簿作成について
今年度中に名簿を作成し、2006年2月に発行が予定されている、Plankton and Benthos Research Vol. 1, No. 1の発送の際に一緒に送付できるようにすることを目指すことになった。
名簿掲載情報の収集にあたっては、以下の順番で行なうことになった。
(1).ベントスMLに名簿掲載情報提供依頼のお願いを発信する。
(2).上記に対して返信のなかった者で、メールアドレスの判明している者については、メールで依頼する。
(3).メールアドレスが不明な者については、葉書で依頼を行なう。
名簿作成に関しては、適宜、謝金を支払うことで、アルバイトに協力してもらうこととした。
6.自然環境保全委員会
(1).「沖縄市泡瀬干潟の生態系の保全に関する要望書」について、自然環境保全委員会委員長の岩崎氏から経過等について説明があり、種々議論の結果、提出する方向で総会に諮ることになった。また、検討委員として、山下博由氏(貝類保全研究会)が加わることが承認された。
(2).山口県上関町長島の中国電力上関原発建設問題に関して、2000年12月に学会から意見書を提出した後の経過等について自然環境保全委員会委員長の岩崎氏から説明があり、再度意見書を提出することについて種々議論の結果、多少の手直しを加えた後「上関原子力発電所建設計画に関する海上および陸上詳細調査についての要望書」として総会に諮ることになった。
7.2006年度大会開催地について
向井会長から、東海大学と島根大学に打診したが無理であるようなので、現在広島県での開催という方向で調整を行なっている旨の発言があり、承認された。
8.英文誌のプランクトン学会誌との合同出版について
英文誌編集委員長の堤氏から以下について説明があり、それぞれ承認された。これらのうち、規定等の改正に関するものについては総会に諮ることとなった。
(1).学会誌の名称を「Plankton and Benthos Research」とすること。
表紙のデザインが示されたが、一部手直しをしていただくことになった。
(2).日本ベントス学会刊行規定の改正が必要なこと。
(3).英文誌Benthos Research投稿規定の改正が必要なこと。
個々の論文について、最初のページの脚注に、版権所有先を明記する必要のあることが確認された。
(4).日本ベントス学会表彰細則の改正が必要なこと。
(5).Information for Authorsを改訂したこと。
(6).オーバーページチャージは日本プランクトン学会の規定に合わせる形で改訂することを確認した(投稿規定の改正に含まれる)。また、非会員も投稿できるようにしたことから、非会員についての投稿料を別途定めた。
(7).印刷費の見積り額は、年4回の発行、1号平均60ページ、総印刷部数1,400部(当学会分700部)として、印刷ページ数が両学会で同数という条件では、当学会負担金は1,280,000円と試算される。発送に関しては、第4種郵便物の適用を受けるには新たに申請しなければならず、それまでの期間はメール便を利用することになる。その費用は、年4回の合計で312,000円と見積もられる。これらを合わせた出版費合計は1,592,000円となる。
(8).購読者に対する販売単価については、日本プランクトン学会の意向を聞いてから決定することとした。
9.英文誌編集委員の追加について
英文誌編集委員として、小島茂明氏(東大海洋研)、横山 寿氏(水産総合研究センター養殖研)に加わっていただくことが承認された。任期は2006年1月から2007年3月までとなる。
10.総会議長について
日本プランクトン学会・日本ベントス学会合同大会実行委員会実行委員長の伊藤博氏(北海道区水産研究所)にお願いすることになった。